手遅れになる前に防水工事

『防水工事』は、屋根・屋上、ベランダ・バルコニー、外壁、窓枠周辺などから、建物外部の水が室内に侵入する事を防ぐ工事です。
FRP防水、ウレタン塗膜防水、塩化ビニルシート防水、ゴムシート防水、アスファルト防水など様々な工法・手段があります。
アパート・マンション・一般住宅においては、塩化ビニルシートやゴムシートを使用したシート防水と、液状の樹脂で形成するウレタン塗膜防水が主流となっています。
素材によって様々ですが、耐用年数は10年から20年と言われています。
気が付かないうちに防水効果が劣化している場合もあります。室内で雨漏りに気づいた時には手遅れの状態かもしれません。
建物を守り、長く維持する為に定期的な点検・メンテナンスが必要です。

建物を守るシーリング工事

シーリング工事は、建物の外壁ボード・パネル間のつなぎ目や、外壁とサッシの隙間などに防水性・機密性を確保することを目的とした工事です。
『シーリング』は、建物の隙間からの雨水の侵入を防ぐことができるだけでなく、近隣の道路や工事などで日常的に発生する振動や、地震での大きな揺れ、台風などの強い風圧を、シーリング材の柔軟性で吸収して建物を守るという大きな役割を果たします。
シーリング材は常に雨風や太陽の紫外線などにさらされています。そのため約5年経過すると、ひび割れ、肉やせ、はく離などの劣化がはじまるとされています。
シーリングの役割をしっかり維持する為には、定期的な点検と補修を行う必要があります。これを怠ると、建物内部への水の侵入を許したり、振動の吸収が出来なくなり、建物全体の劣化をスピードアップさせてしまいます。
写真のような状態になっていると、建物への影響が始まっているかもしれません。
このようになる前にシーリング工事を行い、シーリングの役割を復活させる必要があります。

建物の寿命を左右する
下地補修工事

ビルやマンションなど鉄筋コンクリート造りの建物は非常に強固な構造物ですが、年月の経過とともに劣化は進みます。
表面の仕上げが劣化したり、ひび割れができると、雨水の侵入などで徐々に中性化が進み、コンクリートの中の鉄筋が錆びて膨張し、それがコンクリートを圧迫して破壊します。
このような劣化を放っておくと、コンクリートの劣化による崩落事故が起きたり、ライフラインである給排水・電気設備の故障を招き生活自体に支障をきたしかねない状況となる可能性があります。
こうした事態を起こさない為に、定期的に点検・調査を行い、補修が必要です。
劣化を放置して劣化や機能低下が進んでしまうと、大掛かりな改修になってしまい膨大な費用がかかってしまいますが、計画的に点検・調査・補修を実施すれば、その分コストを抑えることができます。
コンクリートのひび割れは小さいうちに埋めたり、下地補修工事にて、ひび割れ・鉄筋爆裂・欠損・浮きなどを補修をすれば、建物の寿命を延ばすと共に、その後に行う塗装工事や防水工事、タイル改修工事を行うことで、より強固さを維持する事が可能となります。